2010年後継者塾

当事務所で平成22年に5回にわたって開催した後継者塾の内容です。

第1回

2月19日(金)当事務所にて、1:30から3:00まで行われました。

後継者に求められる心構えとして、
1.父母の恩に感謝
2.知識と先見性
3.忍耐
4.リーダーシップ
などがあげられました。
このうち、知識は学ぶこと、決断力、経営管理能力などは訓練で補えます。
また、リーダーシップについてですが、出席者からの意見で、自分がすべてできなくて
もいい、できないところを周りに補ってもらい、協調してやっていく、という意見があり
ました。
「リーダーシップはその人の個性によって作られていくので、その人らしいリーダーシップはその人の個性によって作られていくので、その人らしいリーダーシップの取り方をしていけばよい」ということのよい模範であると思います。

また、自分の会社の儲けの仕組みを熟知する、ということも学びました。

次回(4月16日)までの宿題として、
現経営者といっしょに社歴表を作成することをお願いしました。(テキスト付録1ペー
ジに表があります。)質問などございましたら、当事務所までお電話ください。

第2回予告

4月16日(金)2:00~3:30
当事務所2階にて行います。
内容は、テキスト第2章「社長の仕事」より、
・会社をダメにする社長の行動パターン
・「経営とは顧客の創造である」
・組織に命を吹き込もう
・戦略思考が勝敗を決める
・わが社の適正利益を把握しよう
・社員をやる気にさせるあの手・この手
・「穴熊社長にならない」
・社長の自己研鑽と社長教育
を予定しています。

次回から出席される方は、資料代2000円と、宿題をしてきてください。詳しくは電話に
て説明致しますので、ご連絡ください。

第2回(4月16日)

以下が当日の講義の内容です。

導入…冊子「社長心得帳」より…社長に求められる条件
本日のテーマ「儲かる仕組みをつくること」また、それを社員に教え、実行していく。

1.前回の宿題(社歴表)の感想(10分)

2.会社をダメにする社長の行動のパターン(3分)

3.経営とは顧客の創造である(10分)…「内部管理」と「経営」違う、経営とは儲か
る仕組みの創造である。

4.組織に命を吹き込もう(17分)…経営理念の効果、実際に一言ずつ経営理念を書いてみる

5.戦略思考が勝敗を決める(10分)
現状分析のため、SWOT分析を行う

6.わが社の適正利益を把握しよう(10分)…経営利益の計算を実際にしてみる。
昇給、設備の更新、倒産防止のために利益が必要

7.社員をやる気にさせるあの手、この手…経営者の視点で物事を決定できる社員を
育てる

8.「穴熊社長」にならない
顧客のニーズを感得するため、顧客訪問

9.社長の自己研鑽と社長教育
経営者の器を大きくしていくことが企業の成長につながる。

第3回

2010.6.18 後継者塾
・自己紹介
・宿題の発表:経営理念シートの作成の感想

本日のテーマ:会計のデータを経営に生かそう!

1.「会計で会社を強くする」ための仕組み

・決算書の目的の2つ
…①税務署と金融機関への提出のため、
②倒産防止と経営者自身への自己報告

2.決算書は社長の通信簿
・一定期間の経営成績…損益計算書
・ある時点で、会社のお金がどこに使われてるかとどこからお金がはいってきたか…
貸借対照表

3.儲ける力はありますか?

・収益性分析…資本効率と、利益率
・練習問題(ある会社の儲ける力の分析)

4.会計を経営に活かす業績管理
・業績管理のための決算書…変動損益計算書
・損益分岐点売上(収支トントンになる売上高)
・練習問題(損益分岐点売上高を求める)

宿題…練習問題残り。余裕のある方は、自社の変動損益計算書の作成。
(感想)
・初めて出席しましたが、今まで売上をだいたいで計算して(頭の中)いましたが、計
算方法を知り、今後に生かせていければと思います。まずは出来ることからやってみ
たいです。変動損益計算やってみたいです。
・変動損益計算のやり方、目標売上高のことがわかり、決算書の目的が勉強になりま
した。
・計算が大変だった。